2003年度 宅建士試験 問50
正解:2
解説
<p><strong>選択肢1:</strong>正しい。集成材は、ひき板(ラミナ)などを繊維方向を平行に並べて接着剤で積層した材料です。あらかじめ乾燥させた材料を使用するため、天然の木材に比べて乾燥による伸縮、変形、割れなどが生じにくく、強度も安定しています。そのため、大空間を必要とする大規模な木造建築物の柱や梁といった骨組みにも広く使用されています。</p>
<p><strong>選択肢2:</strong>誤り。木材の強度は、含水率が小さくなる(乾燥する)ほど大きくなり、含水率が大きくなる(湿った状態になる)ほど小さくなります。建築基準法第37条に基づき、構造耐力上主要な部分に使用する指定建築材料としての木材は、適切な品質(含水率等)が確保されている必要がありますが、本肢の「含水率が大きい状態の方が大きくなる」という記述は事実と逆であるため誤りです。</p>
<p><strong>選択肢3:</strong>正しい。鉄筋コンクリート造に使用される材料(骨材、水、混和材料など)に、酸、塩、有機物、泥土などが含まれていると、鉄筋が腐食(さび)しやすくなったり、コンクリートの凝結・硬化が不十分になったりして、建築物の構造耐力や耐久性に重大な影響を及ぼします。そのため、これら有害なものを含んではならないとされています。</p>
<p><strong>選択肢4:</strong>正しい。鋼に含まれる炭素の量が増えると、引張強さや硬さは増大しますが、粘り強さを示す「伸び」は減少し、脆(もろ)くなる性質があります。建築物の鉄骨造に使用される鋼材には、地震などの外力に対して変形しながらエネルギーを吸収する「粘り強さ」が必要であるため、一般的には炭素含有量が少ない鋼(軟鋼など)が用いられます。</p>
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