2007年度 宅建士試験 問49
正解:1
解説
<p><strong>選択肢1:</strong>谷底平野は、山地や台地の間にある谷筋に土砂が堆積してできた地形で、一般に水分を多く含む粘土や泥炭などの軟弱な地盤で構成されています。そのため、地震時の揺れが増幅されやすく、不同沈下の恐れもあるため、「宅地には不適当な地盤」とされています。建築基準法第19条2項においても、湿潤な土地等に建築する場合は盛土や地盤改良等の措置を講じるべきとされていますが、本肢の「良質な地盤であり、宅地に適している」という記述は明らかに誤りです。</p>
<p><strong>選択肢2:</strong>後背湿地は、河川の氾濫時に土砂が堆積してできた自然堤防の背後に広がる低地です。粘土質の土砂が厚く堆積しており、排水が悪く極めて軟弱な地盤であるため、古くから水田として利用されてきました。宅地としては地盤改良等のコストがかかるため利用は少ないのが実態であり、記述は正しいです。</p>
<p><strong>選択肢3:</strong>三角州(デルタ)は、河川の河口付近に砂や泥が堆積して形成された地形です。非常に軟弱な地盤であり、かつ地下水位が高いため、地震の衝撃によって砂の粒子が水中に浮く「液状化現象」が発生しやすいという特徴があります。建築の際には十分な調査と対策が必要であり、記述は正しいです。</p>
<p><strong>選択肢4:</strong>旧河道は、河川の蛇行が変化したことなどによって取り残されたかつての川筋です。周囲よりも低く、水分を多く含んだ軟弱な粘性土や有機質土が堆積しているため、地盤の支持力が低く、建物の重みによって不均等に沈む「不同沈下」が発生しやすい場所です。記述は正しいです。</p>
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