宅建合格ナビ2026
土地・建物

2013年度 宅建士試験 問50

建築けんちく構造こうぞうかんするつぎ記述きじゅつのうち、もっと不適当ふてきとうなものはどれか。
1耐震構造は、建物の柱、はり、耐震壁などで剛性を高め、地震に対して十分耐えられるよ うにした構造である。
2免震構造は、建物の下部構造と上部構造との間に積層ゴムなどを設置し、揺れを減らす構 造である。
3制震構造は、制震ダンパーなどを設置し、揺れを制御する構造である。
4既存不適格建築物の耐震補強として、制震構造や免震構造を用いることは適していない。

正解:4

解説

<p><strong>選択肢1:</strong>正しい。耐震構造は、建物の柱、はり、耐震壁などの構造部材の強度や剛性を高めることで、地震の揺れに対して建物全体が「耐える」ように設計された構造です。建築基準法第20条が定める構造耐力の基本となる最も一般的な手法です。</p>

<p><strong>選択肢2:</strong>正しい。免震構造は、建物の下部構造(基礎など)と上部構造の間に積層ゴムやダンパーなどの免震装置を設置し、地震の揺れを吸収して建物に伝わりにくくする構造です。揺れを減らす(絶縁する)ことで、建物の損傷だけでなく家具の転倒なども防ぐ効果があります。</p>

<p><strong>選択肢3:</strong>正しい。制震(制振)構造は、建物内部に制震ダンパーや重り(マスダンパー)などの装置を設置し、地震のエネルギーをこれらの装置が吸収することで建物の揺れを「制御」する構造です。高層ビルなどで風による揺れや地震の抑制に広く用いられます。</p>

<p><strong>選択肢4:</strong>不適当。既存不適格建築物(建築時には適法だったが、その後の法改正により現在の基準を満たさなくなった建築物)の耐震補強において、制震構造や免震構造を用いることは非常に有効な手法です。特に免震構造は、建物の外観を損なわずに補強できるため、歴史的建造物の耐震改修(免震レトロフィット)などにも適しています。したがって、これらを用いることが「適していない」とする記述は誤りです。</p>

同じ論点をもっと解く・AIチューターの解説を見るなら

無料登録してすべての過去問を解く