宅建合格ナビ2026
土地・建物

2015年度 宅建士試験 問50

建物たてもの構造こうぞうかんするつぎ記述きじゅつのうち、もっと不適当ふてきとうなものはどれか。
1木造は湿気に強い構造であり、地盤面からの基礎の立上がりをとる必要はない。
2基礎の種類には、直接基礎、杭基礎等がある。
3杭基礎には、木杭、既製コンクリート杭、鋼杭等がある。
4建物は、上部構造と基礎構造からなり、基礎構造は上部構造を支持する役目を負うものである。

正解:1

解説

<p><strong>選択肢1:</strong>不適当な記述です。木造は湿気に「弱い」構造であり、木材の腐朽やシロアリの被害を防ぐため、湿気対策が極めて重要です。建築基準法施行令においても、木造の建築物の土台は「外壁の下周りに設けること」や、防腐・防蟻措置を講じることが求められています。また、床下の乾燥を保つために、地盤面から基礎を一定以上(一般に30cm〜40cm程度)高く立ち上げ、換気口を設けるなどの構造上の措置が必要です。したがって、「湿気に強い」「立上がりの必要はない」とする本肢は誤りです。</p>

<p><strong>選択肢2:</strong>正しい記述です。建物の基礎は、地盤の硬さや建物の重さに応じて大きく2つに分類されます。地盤が良好な場合に建物の荷重を直接地盤に伝える「直接基礎(独立基礎、布基礎、ベタ基礎など)」と、軟弱地盤などで支持層が深い場合に杭を用いて荷重を伝える「杭基礎」があります。</p>

<p><strong>選択肢3:</strong>正しい記述です。杭基礎は、その材質によって、木杭、既製コンクリート杭(RC杭、PHC杭など)、鋼杭(鋼管杭など)に分類されます。また、施工方法によって、工場で作られた杭を打ち込む「既製杭」と、現場で穴を掘りコンクリートを流し込む「場所打ち杭」にも分けられます。</p>

<p><strong>選択肢4:</strong>正しい記述です。建物は、屋根・壁・柱などの地上部分である「上部構造」と、それを支えて荷重を地盤に安全に伝える「基礎構造」に分かれます。建築基準法第20条においても、建築物は自重、積載荷重、地震等の衝撃に対して安全な構造であることが求められており、基礎構造はその荷重を支える重要な役割を担っています。</p>

同じ論点をもっと解く・AIチューターの解説を見るなら

無料登録してすべての過去問を解く