宅建合格ナビ2026
土地・建物

2016年度 宅建士試験 問50

建築物けんちくぶつ構造こうぞうかんするつぎ記述きじゅつのうち、もっと不適当ふてきとうなものはどれか。
1鉄骨造は、自重が大きく、靭性が小さいことから、大空間の建築や高層建築にはあまり使用されない。
2鉄筋コンクリート造においては、骨組の形式はラーメン式の構造が一般に用いられる。
3鉄骨鉄筋コンクリート造は、鉄筋コンクリート造にさらに強度と靭性を高めた構造である。
4ブロック造を耐震的な構造にするためには、鉄筋コンクリートの布基礎及び臥梁により壁体の底部と頂部を固めることが必要である。

正解:1

解説

<p><strong>選択肢1:</strong>鉄骨造は、自重が比較的軽く、高い強度と優れた靭性(粘り強さ)を持つため、大空間の建築物や高層建築物に適しており、実際に広く使用されています。したがって、「自重が大きく、靭性が小さいことから、大空間の建築や高層建築にはあまり使用されない」という記述は誤りであり、最も不適当です。受験生は、鉄骨造の特性(軽量、高強度、高靭性)を正しく理解しておく必要があります。</p>

<p><strong>選択肢2:</strong>鉄筋コンクリート造(RC造)は、柱と梁を剛接合し、一体の骨組として外力に抵抗するラーメン構造が一般的に用いられます。この構造形式は、高い剛性と耐震性を確保しやすく、また間取りの自由度も高いため、中高層建築物で広く採用されています。この記述はRC造の一般的な構造形式について正しく述べています。</p>

<p><strong>選択肢3:</strong>鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)は、鉄骨の骨組を鉄筋コンクリートで被覆した構造です。鉄骨の強度と靭性、鉄筋コンクリートの剛性と耐火性を兼ね備えるため、鉄筋コンクリート造に比べてさらに高い強度、剛性、そして靭性を持ちます。特に高層建築物や、より高い耐震性能が求められる建築物で採用されます。この記述はSRC造の特性を正確に説明しています。</p>

<p><strong>選択肢4:</strong>ブロック造を耐震的な構造とするためには、壁体のみでは地震力に抵抗しにくいため、鉄筋コンクリートの要素で補強することが不可欠です。具体的には、壁体の底部を鉄筋コンクリートの布基礎で固め、頂部(および中間部)を鉄筋コンクリートの臥梁(横方向の梁)で連結・補強することで、壁体の一体性を高め、地震に対する抵抗力を向上させます。これは建築基準法施行令等で定められているブロック造の耐震補強の基本的な考え方であり、正しい記述です。</p>

同じ論点をもっと解く・AIチューターの解説を見るなら

無料登録してすべての過去問を解く