宅建合格ナビ2026
土地・建物

2025年度 宅建士試験 問50

建物たてもの構造こうぞう材料ざいりょうかんするつぎ記述きじゅつのうち、もっと不適当ふてきとうなものはどれか。
1鋼材の素材の鋼は、鉄や炭素などの成分を含んでおり、炭素量が多いものほど、軟質で強度が小さい。
2鋼材は、熱に弱く、さびやすいので、耐火や防錆の処理を施す必要がある。
3鋼材は、強度が高く、粘りがあり、比較的小さな断面部材で荷重に耐えることができる。
4鋼材の素材の鋼の密度は、木材やコンクリートに比べて大きい。

正解:1

解説

<p><strong>選択肢1:</strong>不適当。鋼材に含まれる炭素量が多くなると、硬度や強度は増大しますが、一方で伸びや粘り強さ(靭性)が減少し、脆(もろ)くなる性質があります。本肢は「炭素量が多いものほど、軟質で強度が小さい」としており、正反対の説明であるため誤りです。なお、建築基準法第37条では、鋼材などの指定建築材料に対し、日本産業規格(JIS)に適合する品質等を求めています。</p>

<p><strong>選択肢2:</strong>適当。鋼材は不燃材料ですが、火災等による熱(約500〜600℃)を受けると急激に強度が低下する弱点があるため、耐火被覆などの耐火処理が必要です。また、大気中では酸化して錆びやすいため、塗装やめっき等の防錆処理を施す必要があります。これは、建築基準法第20条が求める構造耐力や安全性を維持するために不可欠な措置です。</p>

<p><strong>選択肢3:</strong>適当。鋼材は他の建築材料(木材やコンクリート)に比べて、引張強度・圧縮強度ともに非常に高く、かつ粘り強さ(靭性)があるのが特徴です。そのため、部材の断面を小さくしても大きな荷重に耐えることが可能であり、鉄骨造(S造)などの大空間や高層建築に適しています。</p>

<p><strong>選択肢4:</strong>適当。材料の密度(単位体積あたりの質量)を比較すると、鋼材(約7.85g/cm³)は、コンクリート(約2.3〜2.4g/cm³)や木材(約0.3〜0.8g/cm³)に比べて圧倒的に大きくなります。鋼材は重い材料ですが、その分強度も高いため、結果として部材自体の重量を抑えた設計が可能になります。</p>

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