2025年度 宅建士試験 問50
正解:1
解説
<p><strong>選択肢1:</strong>不適当。鋼材に含まれる炭素量が多くなると、硬度や強度は増大しますが、一方で伸びや粘り強さ(靭性)が減少し、脆(もろ)くなる性質があります。本肢は「炭素量が多いものほど、軟質で強度が小さい」としており、正反対の説明であるため誤りです。なお、建築基準法第37条では、鋼材などの指定建築材料に対し、日本産業規格(JIS)に適合する品質等を求めています。</p>
<p><strong>選択肢2:</strong>適当。鋼材は不燃材料ですが、火災等による熱(約500〜600℃)を受けると急激に強度が低下する弱点があるため、耐火被覆などの耐火処理が必要です。また、大気中では酸化して錆びやすいため、塗装やめっき等の防錆処理を施す必要があります。これは、建築基準法第20条が求める構造耐力や安全性を維持するために不可欠な措置です。</p>
<p><strong>選択肢3:</strong>適当。鋼材は他の建築材料(木材やコンクリート)に比べて、引張強度・圧縮強度ともに非常に高く、かつ粘り強さ(靭性)があるのが特徴です。そのため、部材の断面を小さくしても大きな荷重に耐えることが可能であり、鉄骨造(S造)などの大空間や高層建築に適しています。</p>
<p><strong>選択肢4:</strong>適当。材料の密度(単位体積あたりの質量)を比較すると、鋼材(約7.85g/cm³)は、コンクリート(約2.3〜2.4g/cm³)や木材(約0.3〜0.8g/cm³)に比べて圧倒的に大きくなります。鋼材は重い材料ですが、その分強度も高いため、結果として部材自体の重量を抑えた設計が可能になります。</p>
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